ネリーのおやつ

ボッサリした日常をざっくりと ブログは短くオヤツ的なスナック感溢れるカンジで

昨日はバレンタイン

今週のお題「バレンタインの思い出」

中学生の頃、転校して来た女の子と友だちになったのだが、この子がとにかく『恋愛中毒』だった。
話す事はほぼ「○○先輩がカッコいい」「この中の男の子ならこの人!」「ああ〜彼氏欲しいな〜」みたいな。勉強できる子だったので、その他のパワーをすべて『恋愛』につぎ込む勢いで。
その頃ワタシは、男子はハエ、くらいの認識だったので、彼女にとってワタシはかなりものたりない話し相手だったろうに、彼女となぜ友だちだったのか記憶に定かではない。あまりにタイプが違ったのでワタシは楽しいのとキツいな〜という思いが渾然となっていたわずかな記憶。
そのなかで強烈に思い出に残っているのが、バレンタインデー。
彼女は、同じクラスの男の子を好きになり、「告白する!」と意気込んでいた。
そして「nico!ついてきて!」と。
……ええ〜↓
昔から、女子っぽくなかったワタシは、『応援するね!頑張って☆』みたいなノリ皆無で、友だち風味の野次馬根性も持ち合わせていなかった。トイレも完全1人で行くタイプ。Youひとりで行って来ればいいじゃん☆と思ったのだが、彼女はものすごい押しの強い子であった。そうだった。思い出した。それで友だちになったんだった。
まず、放課後、彼はモテ男だったらしく、別の女の子に呼び出されてどこかへ。それを追跡。屋上(ベタな)まで行って、その告白がどうなったかは知らないが、彼が1人で降りて来たので「You!
行っちゃいなよ!」と背中を押すも、彼女は「いや〜ん!無理〜〜!」
…え?
あの押しの強さはどこへやら。超乙女チックに変貌した彼女は、子鹿のようにぴょんぴょん跳ね回っている。
言ってる間に彼は下駄箱へ。ノン!「早く行けってぇぇぇ〜」呪詛を唱えるも、彼女は「待って、もうちょっと待って」と。そして学校を出て行ってしまった。ああ〜残念。
じゃ、と帰ろうとすると「大丈夫、彼の家の場所、知ってるから」
………え?
雪国は バレンタインも雪である。
足首雪に埋もりながら、(また丘の上なんだそいつん家が)彼の家へ。その間「じゃあ、行って来なよ」「どうしよ〜」みたいなやりとりが1時間。野山で。雪の中。
「Yならダイジョーブ☆絶対成功だYO♡」みたいな女子トークができるわけもなく、『西遊記』の再放送が見たかったワタシは、新兵に向かう上官のごとく「早く行ってこいっつーの!根性みせろ!」と叱咤。「はい!」と彼女は玄関に突進したのであった。
結局、その彼は付き合っている彼女がいたのだったか、なんだったか、彼女は玉砕したのだが
nicoが居てくれたから、告白できたんだYOありがとう♡」みたいなことを言われ、男の子の事ばっか話している彼女でも、内面はまだ中学生らしい初心な所を知り、ワタシはもっとキャッキャと恋愛トークをしてあげればよかったかなーと自分の女子力の無さを噛み締めたのでした。
次の週には、彼女に新たなターゲット男子が現れ、妄想恋愛トークを聞かされるはめになるとは…。


昨日のバレンタイン。旦那さんは甘いもんを食べないので、いつもチョコではなくお酒を買うのだがすっかり忘れていた。納戸を漁るとワタシのとっておいた『〆張鶴』しかない(旦那さんは日本酒を飲まない)
チョコは、旦那さんに渡したものを、娘上が下請けするので、2人が選んだ『ドラえもんチョコ』
まぁ、夕飯は旦那さんの好物のハンバーグビーフシチューとポテトサラダ。うん、ダイジョブダイジョブ。とりあえず〆張鶴もテーブルにのせておく。
しかし7時まで待っても旦那さんは帰ってこず、連絡もナシ。当直でも変わったのかしら?とメールを送るも返事なし。とりあえず子どもに先に食べさせ、すでに9時。
こどもをさすがに寝かせないとと思っていると電話が。早速娘上が出る。パパだ!と思っていたのに神妙な顔で「…ハイ、ハイ居ます」ええ!?事故!?事件!?と思って電話を代わると、旦那さんの同僚の方が「オペ時間の目測を誤って、手を洗っちゃったので電話できないまま僕が代わりに連絡しました。もう少しかかります」とのこと。緊急オペが思ったより大変だった模様。
子どもが出たので、「こんな時間まで起きてるなんて、きっとバレンタインだから、パパに渡すまで起きて待っててくれたんだ」などという副音声が聞こえたが、
真相
「パパお仕事で遅くなるから先に寝ててだって〜」
「ええ〜!パパにあげたチョコ食べようと思って待ってたのに〜!」
真相は薮の中。
お疲れさまです。今日は後頭部と三角筋のマッサージをガシガシして差し上げたいと思っております。