疲れる話

昨日、旦那さんは飲み会であった。
今朝「昨日の飲み会楽しかった？」と聞くと、旦那さんの顔が曇り、「昨日、昨日は若手のヤツや学生が来て、バカ話ばっかりで楽しかったんだ。まぁ、焼き肉もうまかったし。」焼き肉いいねぇ。楽しそう。
「で、会計が５万４千円でさ、でも若手ばっかりで、その中で俺が１番年長だし、俺は…俺は…それで２万円出して『後は割っとけ』って言ったんだ！！！」
……え？全額でなく？いやいやいやいやいや「よ！太っ腹！」
「一緒に帰った後輩が『今日は楽しかったですねぇ〜』って言ってたんだけど、俺、段々酔いが醒めて来て…」アナタ驕るのむいてないわ〜。
「旦那さん、清水の舞台からダイブしたね！」
「…いや…」
「あ？スカイツリーくらい？」
「いや、手足縛られて猿ぐつわ嵌められてスカイツリーから落とされたカンジ…」
そ　こ　ま　で向いてない事は控えましょう。

ここからはお食事の時間に不適切な話題ですので、お食事中の方は食べ終わって１時間後くらいにご覧下さい。
その日、ワタシは疲れていた。休日で旦那さんが出張で、朝から子どもと思いっきり遊んで、ラーメン屋さんで昼食をとっていた。奥まった小上がり席、そこで、先に食べ終わった娘下が「ママ、お腹いたい」と。ん？じゃあトイレ行く？とワタシが娘下の前に立ったその時…
ゴボッと。吐瀉物が。
第一弾はキャッチしたものの、一気に第４弾まで来たもので大惨事に。
ワタシは下の世話には慣れている、ここで大騒ぎをするのも騒ぎを拡大するので淡々と処理した。
店員さんもビニール袋やティッシュを貸して下さった。静かにやったつもりだったが、奥まった小上がりとはいえ、隣りの方はさぞ不快な思いをされたことだろう。まして飲食店だ。
申し訳なく、頭を下げて、ブツも持ち帰った。そして娘上はそれを横目で見ながら食べていた。スゲーな。
幸い、娘下も病気でなくケロッとしている。家に帰って一応お風呂に入れて寝かしつける。元気なので全然寝ない。娘上は遊びはじめ近所の子も家の庭で大騒ぎ。旦那さんも出張から帰って後片付けをして、ご飯を食べて、娘上に勉強させ、風呂に入り、やっと寝れる…あ、金魚にエサやってない、と言うと、娘下が気を利かせて「アタシがやる！」と。ありがとう！とお願いすると、ざぁぁぁぁぁあぁ！と音がして金魚の餌が床一面に……くっさいんだコレが。
「もうやだ！ママ疲れてるのに〜〜〜！！！おバカ！！」でっかい声で不満をぶちまけてしまった。…それだけなんですけどね。嫌な言い方だな〜と。ワタシが疲れているのと、娘が失敗しちゃったのは関係がないのに、八つ当たり。でっかい声で。ワタシがこんなに！みたいな言い方をしてしまった。疲れるとろくなこと言わない。まだお腹の中はひねくれてて、まぁワタシ神じゃねーし、とか思いつつ、「八つ当たりしたー！ごめん！」と言うと。娘上が
「まあこんな日もあるよ」と。おめーが言うな。

と言うのも、娘上、学校の漢字テストで０点取って来た。
０点だよ！？
その前に立て続けに算数で１００点を取って来ていたので、盛大に褒めていたのだが、ランドセルにクシャッとした紙が入っていて、開けてみたら漢字の小テスト０点。
ワタシは何を言おうか考えた
『学校のテストはさ、お前さんが頭がいいとかバカだとかを確認するもんじゃないんだよ。授業でやった事を覚えてるかどうか見るもんなんだよ。
小学校の勉強は、わからないことをどうやって調べるか、考えるか、覚えなきゃならない事をどうやって覚えるのかの訓練なんだよ。１回で覚えられなくていいけど、家で何回もやってわかればいいんだよ。０点取って恥ずかしかったらこれから頑張ろう』
よしコレで行こう、と、娘上がケロッとした顔で
「まあ、こんな日もあるよ」
おバカーーー！！！それはワタシの台詞じゃ！！！