ネリーのおやつ

ボッサリした日常をざっくりと ブログは短くオヤツ的なスナック感溢れるカンジで

夢の家

娘上は夏休みの自由課題で『夢の家』というお題の絵本を作った。
夢の家ってどんなかなー?と考えている段階で、娘下が
「私は、お菓子の家がいい!」あ〜ありがち、お菓子大好きだしな。
「そんで動物もいっぱいいるの!」あ〜そんでジュースはワタシが作るんだろ?でもな〜衛生的にその家の床材とか食べたくないなー。
娘上はしばらくあーだこーだ夢を語っていたのだが、「ママはどんな家がいいの?」と聞いて来た。
そうだなぁ、ワタシは…水がある所がいいな。
水っていうと、海か。ワタシの実家は海に近くて、夜眠るといつも波の音が聞こえて来た。
海の近くだと安心するので、一人暮らしの頃、海から歩いて30歩くらいのマンションに住んでいた事がある。
女性のオーナーで「ここは私が執筆活動のために借りた部屋なの」と。結構なご趣味でらっしゃる。「海にとっても近いから、夏もクーラーなしでいい、素敵なお部屋でしょ」とおっしゃっていた。
………ぜってー住んでなかったに違いない。海沿いは海風で涼しいが、海っぺたは猛烈な日差しで暑っい風がもあ〜んと入ってくるサウナであった。窓を開けておくと砂がジャリジャリになり、あらゆる金属は錆びる。でも、水着で出入りしたり、リビングやお風呂からも海が見えた。いつも海が見える生活はやっぱりなんか落ち着く物があった。
ただ、日本海の冬は厳しく、海沿いは吹雪。職場に行く時に心臓破りの坂を通るのだが、冬場は凍結する。夜勤があったので、ちょっと急ぐと滑る滑る。2年目くらいの冬に夜勤に行く時、凍結したその坂で1回転して死ぬ目にあって、引っ越したのだ。
そうだ、家を借りたりする時に、いつも大変なのは不動産屋だ。何回も引っ越ししたので色々な不動産屋に当たったが、ある不動産屋は、この近辺でたくさん物権を持っているのだが、どれも管理が悪くて汚い。引っ越す時に請求書に『電球代¥2000』とあって、「なんですかこれ!?」と聞いた所、退去の際全部の電球を換えるため、という。「ここに入居した時、1ヶ月で3箇所電球が切れて買い替えましたけど!!」と言うと「そんなこともありますわな」きいいいいいい!


……夢の家の話だった。


海じゃなかったら、川かな。川沿いにも何回か住んだ。河川敷は昆虫や植物がたくさんあって楽しい。川を遡って散歩するのもいい。
ただ、増水とかを考えると、1級河川じゃないと心配だ……なんで現実的な話に!
1級河川は、大きいので流れがハッキリとはわかりにくいんだよね。


そうか、ワタシは流れる水がいいんだな。なんか水に流れていて欲しい。
湧き水、とか理想だが、そんな場所は難しい。井戸とかはサダ子出そうだし流れてないしな。


だからペットは金魚。いつも水のながれる音がする。
庭には、噴水、というか、つくばい、でもないけど、小さな水の流れる装置がある。
これの素晴らしい所は、ソーラーで水が流れるのだ。日が落ちれば止まるが、電気代がかからない…どうも現実的な話になるな。


旦那さんの愛読書『とりぱん』とりのなん子著 5巻のあとがきに筆者の理想の家がある。
旦那さんに「nicoちゃんと同じような事を考えてる人がいるよ」と言われたのだ。

あ〜、わかる!滝いいよね!滝かぁ〜…家ん中とか本とかカビそうだな……現実的になるなぁぁぁ!夢を見ろぉぉぉ!!


と考えると、お堀かな。
家の周りにお堀があったら素敵。ここも昔はたくさんのお堀があった水の都であったそうな。
家の周りにお堀があって、金魚とか泳いでいたら最高。それを縁側から眺められたらいいな。


ワタシの夢は却下であったが、旦那さんが「nicoちゃんはいつか堀とかホントに掘っちゃいそうで怖い」と言っていた。
そうだな〜とりあえず宝くじとか当たったら、ソーラーで流れるでっかい噴水とかどうだろうか?…夢を語る時って、つい宝くじを前提に考えちゃうんだよね。