ネリーのおやつ

ボッサリした日常をざっくりと ブログは短くオヤツ的なスナック感溢れるカンジで

きんちょー


ランニングの途中に河川敷でカニを見つける。道路にいたので自転車に轢かれると思って手に取ったら、おもっきり挟まれた。地味に痛い。


先日、学校で会議があり、色々内職を持ち帰る。
その中の1つの、数Kgのビーズを、色、形に分けて数を数えると言うのをチマチマやる。
途中、旦那さんが昼休憩に帰ってきて、机の上の惨状を見て「それってバイト代でんの?」と聞く。出ませんよ〜学校の用事です、と言うと、そんな物を無給でとかどうとかブツブツ言っていたが、そのうち「手伝ってやろうか」と一緒にチマチマやりだした。3000個くらいあった。
途中、旦那さんが『このビーズの選り分け作業が、この一家の主な生計である』とか世界紀行的ナレーションを入れたり、「レアもの見つけた!」とかチャチャを入れるので、はじめから数え直したりしてイラッとしたものの、仕事で旦那さんが離脱した後も手伝ってもらったせいか思ったより早く終わった。


ワタシの最初のバイトも、そんな単純作業だった。
はじめてのバイトは、ちゅーがく2年生だった。ちゅーがく生ってバイトダメなんだっけ?(一応検索避け)夏休みに友人から電話があって、バイトを代わって欲しいとお願いされたのだ。
農業関係のお手伝いだった。
学生なんか誰もいなくて、おじさんおばさんに囲まれて、日がな1日、苗木を作ったりしていた。
イスに座ってチョキチョキやってると、囲んだおばさんたちはずっとエロ話に花を咲かせていた。時々おじさん達もやってきて、なぜかやっぱりエロ話をしていた。
ワタシは特に披露するエロ話もないので、黙々と聞いていたが、時々「アンタにはこんな話まだ早いわねぇ!」なんて振って来るが、人間エロ話って尽きないものだなぁ、と半ば感心して聞いていた。農業の話も聞かせてもらったし(種や畑の話を聞いてるのにエロ話に聞こえてくる)蛇やなんか捕まえると、なぜかワタシに見せてくれて「触れるか?」なんて面白がっていた。「蛇は好きです」と言うと「変な子だね〜。」と言われつつあれやこれや世話してもらった。
地味な作業だし、友人はつまんなかったのかな?と思う。辞めた理由はそういえば聞かなかった。なぜワタシを後釜にしたのかも聞かなかったが、多分ちゅーがく生に見えなかったからだろう。
翌年は、直接うちにバイトの依頼が来た。(受験生〜!)翌年も同じようなエロ話を傾聴した。


高校時代のバイトは、友人に「バイトしてみたいから一緒にやらない?」と誘われたのだった。
近所の個人商店のレジ打ちだった。友人と週に2回づつ。一緒に、と言う事だったが小さい商店なので、レジなんか1個しかない。結局、1日交代で〜となり、奥さんに「ここお願い」とか言われているうちにいつの間にかワタシのシフトが週6になり、友人は「この仕事は合わない」と辞めて行った。
試験前は、レジに教科書持ち込んでいいよ〜と言われ、世界史とかをめくりながらレジ打ちしていた。牧歌的バイトであった。
売り物の見た事ないようなお酒がたくさん置いてあって、その裏書きを読みながら磨くのが楽しかった。
鮮魚コーナーもあって、刺身のツマを作ったり、新作お菓子をチェックしたり、サッカー(袋に商品を詰める)もレジと一緒にするので、そのうちお客さんの好みの詰め方とかも習得して、なかなか奥の深いバイトだった。
受験間際、「うちに就職しない?」と奥さんから言われたが、一生結婚する気がないので手に職をつけたいんです、と言うと、やっぱり「変な子だねぇ。まぁ落ちたらうちにいらっしゃい」と言ってくれた。落ちても行くとこがあるっていうのは、結構励みになった。
結婚は2回もしたけどな。
もともとあってないようだったお小遣いだったので、バイトはとても貴重な収入源だった。でも週6、7で入ってると使い道もなく、本を買うくらいで溜まっていった。そんでお父さんに貸したりしていた。それは返ってこなかった。おとーさーん!


専門学校は市外だったし、寮住まいで実習とレポートに明け暮れ、とてもバイトどころではない。授業料も生活費もお礼奉公で安かったので、心配しなくていい、と言われたが、卒業したら一人暮らしの資金がいるしなと考えていた。そんな時に夏や春の長期休暇で戻って来た時に、お小遣い稼ぎにどうかしら?と友人に声を掛けられた。
ファミレスだった。
高級中華店の支配人から引き抜かれた店長は、面接の時に「君みたいに背が高い人は接客業には向かないんだ、お客様を見下ろして威圧する事になるしね。まぁ紹介でもあるから、やってみなさい」と言われた。
座ってるお客さんを見下ろさない身長ってすげー限られると思うんですけど、とは言わなかった。
黒のチャイナ服の制服がなかなか可愛い。せめてヒールを履かずにペタ靴にした。
ファミレスは、とにかくニコニコキビキビ動いていれば良かった。昼は主婦の人、夜は学生さんがバイトに来て、クセはあるものの円満な職場であった。店長以外。店長は前の栄光が忘れられないんだな、と思えば可愛いオッサンだった。
そのうち、パフェなんかも作らせてもらえるようになって、練習でギューギューにアイスを詰め込んで昼にまかないで食べたりしていた。…アイスはあんまり多くない方がいい。お腹いたくなるから。
お勧めメニューとかもあって、コレを勧めなきゃならない。ローストビーフがお勧めになった時、どう見ても薄っぺらいペラ肉で、お勧めするのがつらいな〜と思いながら、勧めていた。
写真からしてペラ肉で、お勧めすると「…なんか、薄くない?」と言われたりして「ですよねー?」とか結構言っていた。カップルで来てた男性の方が注文してくれて、品を置いた時に「……え?」と言ったのがいまだに申し訳なく思う。
とかいう不本意な事がありつつ、休みの間はそこで働いた。卒業間際店長に、「この後の就職は?」と聞かれた時に、やった!と思った。面接に言われた事を結構根に持っていたのだった。
はっはっは!こうして立っていると店長の禿頭がよく見えますです。


わー長くなった。
その後就職したので、バイトは途切れたのだが、本日バイトの研修に行って来ます。

追伸、ユニフォームすっげキツかった。ショック。