ネリーのおやつ

ボッサリした日常をざっくりと ブログは短くオヤツ的なスナック感溢れるカンジで

雀と妖怪

今週のお題「夏休みの自由研究」
夏休みである。是日々精神修行。

娘上の学校では、宿題もラジオ体操も自由研究もフリーである。1年生の時は、まだ親の感覚で、夏休みだから課題をこなしてドリルをやって絵日記書いて〜などとせかして提出したのだが、頑張りましたね、ハイ終了〜!………え?そうなの?そんなフリーダムなカンジ?現代って。


ワタシが小学生の頃は、まだ自由研究華やかなりし頃。
自由研究以外に、まぁ工作でも良いけど創意工夫しなさいね、的なカンジで、もちろんワタシは工作でした。廃材を使ってなんか作ったりしたのだが、やっぱり自由研究の方がカッコイイ。
小3にして、ワタシは自由研究を選択した。『スズメの研究』理由:スズメが好きだから。
その話をしたら、友人が「一緒にしたい」と言うので、共同研究となった。
図書館に行って、スズメについて調べた。
スズメは米を食べるのだと思っていたのだが、米を潰して中の汁をすすっていた事が判明(本で)
ハイ終了〜。
スズメが好きなのは研究理由になるが、スズメの生態の何にスポットを当てるのか、そっから全くわかってなかった。疑問をどんなアプローチで解明するのか?レポートをどうまとめるのか?
はっきり言って、自由研究をどのようにして自由研究たらしめるのか、そっから研究した方が良かった。
ワタシは親に勉強しろ、と言われた事が無い。言われなくてもいい良い子だったのでなく、親が勉強に重きを置いてなかったのである。しつけには厳しかったが、躾の中に勉強は入ってなかった。
というか、親が勉強に興味が無かった。読み書きができれば良い、と。いつの時代だ!
なので、自由研究なんてほったらかしである。
スズメがどのように米を食べてるのか実際に見てみよう、と思ったが動きが速いのでカメラを貸してほしい、と親に言うと「フィルムはただじゃないんだよ!」と却下。確かに、デジカメと違って昔のフィルムは何が撮れてるか見れないし現像代もかかる。
しょぼい研究をまとめようと、大洋紙(他県では模造紙と言うのだったか)買う、と言うと「紙もただじゃないんだよ!」と。そりゃそーだ。…広告の裏に書けってかー!
こんなカンジだったので、夏休みの絵日記の天気を親が電話したり、新聞を調べて〜なんて話は信じられなかった。うちは、ワタシの念力で調べていた。人はそれをねつ造と言う。
そして、共同研究もダメだ。友人はスズメに興味が無かった。そして、子どもは2人集まれば遊んでしまう。



次の年、ワタシはお米に顔をかいて、マッチで公園を作り「お米ワンダーランド」を作って提出した。友人にはウケたが、先生にはウケなかった。
米に般若心経でも書けば良かったか…。



6年生の8月末、ワタシは辛うじて宿題は終えていたが、自由研究も工作すらしていなかった。
でも遊んでいた。友人の家で、妖怪ボードゲームをやっていたのだ。
めっちゃ面白かった。
面白かったので、その妖怪カードを元にして『妖怪の研究』にした。進化どころか退化している。
ラップの芯を軸にして、習字用の半紙をつなげ巻物風にした。字も習字風にして、絵ももちろん書いた。内容はカード丸写しだが、外見は凝っていた。
同級生にはウケた。発表の後、クラスの自由研究の選抜をすることになって、ワタシのが選ばれそうになった時の先生の慌てた顔、ワタシは本当に先生ウケとは無縁であった。

小学校の6年間で、ワタシは研究に向いてない事を悟った。



研究畑の旦那さんは、娘が小学校に入る前から
「自由研究は身近なもので『カイワレ大根は大根になるのか?』とか『ゴキブリは何で死ぬのか?』とかいいんじゃない??」
などとワクワクしていた。
…ちょっと待て、そのゴキブリはどうやってつかまえて、どこに置いておくのか、そこからハッキリさせてくれ!!!!




これぞ自由研究!という素晴らしい研究をhinomasaoさんが記事にされています。
自由研究で、でかい花火打ち上げたるぜ〜!という方はぜひ!
あんまり素晴らしいのでさりげなくトラックバック
ダンゴムシhttp://d.hatena.ne.jp/hinomasao/20120718/1342578619
蟻の好きなものhttp://d.hatena.ne.jp/hinomasao/20120720/1342764076





なんかブラ太郎(ブランドのスパムコメント)また今週休み取ってんじゃない?(人様のコメント欄をきょろきょろしてすんません)
永久に休んでヨシ!!!
なので今回はノーガード戦法。
ブラ太郎対策研究は続く。