ネリーのおやつ

ボッサリした日常をざっくりと ブログは短くオヤツ的なスナック感溢れるカンジで

小2の恋

娘上が登山です。毎年、全学年が登ります。
標高634メートル。スカイツリーの全長と同じです。
皆ブーブー言う割りには、帰ってくるとどの子も楽しそう。
去年泣き虫の娘上が登山、と聞いて しぇぇぇ!ぜってー泣いて途中バスだわ、と確信していたのですが(ちなみに担任も「いやぁ娘上ちゃん絶対泣くと思ってたんですがイケましたねぇ」としみじみおっしゃっていた)つつがなく登山を終え、帰ってきてから近所のお友達と走り回って遊んでいた。それをふまえ、今日は帰ったらご近所さんと飲み会。飲み会大好き娘下フィーバー中。

本日のお弁当はエモンガ。小学校は朝が早いのでキビシー!

前回の遠足のお弁当はシキジカ。この日、遠足がある事を忘れていたクラスの男の子のお母さん。日の丸弁当にウィンナーのみだったらしい。…いつかやりそうで怖い。すぐ近くにある恐怖。


はてさて、そんな小2の娘上の恋のお話です。
ワタシはどうも恋愛体質でないらしく、たまにエッセイなんかで
『子どもが大きくなったら一緒に恋愛話をするのが夢』
みたいな事が書いてあると、おぞぞぞぞ〜とします。すみません
旦那さんなんかが『娘上は、今、誰か好きな人いるの?』とか聞いているのを見ると、「それ聞いてどーすんの!?」と不思議に思ったり。
芸能人にも興味がないので、うちの姉(ジャニ狂)宅のように「○○くんカッコイイ!」「○○君は私が先に好きになったのに!!」(小学生並の40歳)みたいな話が出た事もなく、先の旦那さんの問いにも「いないよ〜」の一言で終わっていた。



そんな娘上、とにかくだらしない!出したら出しっ放し、筆箱の中には1本も鉛筆が入っていない、学校の机の中にいろんな物が詰まってそのままらしい。
連日の注意にも関わらず治らないので、ワタシが「そんなだらしない子!誰もお嫁にもらってくれないよ!」と叱ると、いつもなら鼻クソほじって「へっ」という態度の娘上が「ええ〜、困る〜」などと言う。
…コレ使える!としばらく連呼していたのだが、あれ?嫁に反応したのはひょっとして
「うん、私、I君が好きなんだ〜」………おぞぞぞぞぞ〜すまん、いや、いいんだけどね、反射的に
同じクラスのI君。ああ、あの適度に活発で、賢く、いつも爽やかに笑っている、出来杉君タイプの。王道だ。
「でもSちゃんもMちゃんもみんなI君のことがすごく好きで、いつも追っかけ回したりいじめたりしてるんだ」
ああ、小学生っぽい。
娘上はどうしてんの?と聞くと「緊張するからしゃべれないよ〜」まぁそんなカンジだわな。
「だいたいいつもSちゃんとかMちゃんがI君の周りにべったりついてて、その周りを他の男の子が取り囲んでるから、アレだよ〜
うんこにまとわりつくハエみたいなかんじでさ〜
私は近寄れないね」
例えおかしいから!!!!黒いよお前!!!!爽やかな恋物語じゃないの!????
そんな娘上、校外学習でI君と一緒になったらしく「緊張しちゃうよ〜」などと言って出掛けたのだが、帰ってきて「なんか普通にしゃべれた、平気になった」えぇぇもうちょっと『嫁に行けない』が使えると思ったのに〜。



ある日席替えがあったようで「最悪だよ〜。T君の隣りになった〜。怖いよ〜」と言う娘上。
背が高くやんちゃなT君。「しゃべり方も怖いし、乱暴なんだよ〜。ぶっ叩かれたら気絶しちゃうよ」そうかな、T君授業参観でコマ回しした時に、できない娘上に「こうやんだよ」とかいって教えてくれたし(やる気ない娘上が無視し、ワタシが教えてもらった)カッコイイタイプだけどな。
そのうち娘上の話題にT君の話が多くなった。
「T君と仲良くなったんじゃん」と言うと「うん、T君私の事好きなんだって」あっさり。
あそー。「でも基本、怖いんだよね〜」あ、そんなカンジなのね。



先日、娘上がじんましんになったので、放課後迎えに行った。

玄関から、娘上のクラスメイトが続々出てくる。
モテモテのI君、Sちゃんに外履きを傘に突き刺され「ホラホラ取ってご覧〜」などと言われている。SちゃんドSだな。I君ニコニコとされるがまま。
常にぼ〜っとしてるA君(あまりにぼ〜っとしていて面白い)がワタシの前にぼ〜っと立って「………誰?」すかさずAちゃんがA君を引っ張って「娘上ちゃんのママでしょ!そんなこと言っちゃダメよ!挨拶して!ホラ!帰るよ!」引っ張って帰って行く………なんかもう夫婦的な。
そこにT君が出て来た。ワタシを見てペコッと頭を下げ、連れていた娘下に「ホラ、あそこにツバメの巣があるよ」なんて見せてくれている。
しばらく娘下と遊んでくれて、それからボソッと
「そっくりだな」と言う。
ん?と聞くと「この子、娘上さんにそっくりだ」と言って帰って行った。
小学生の男の子もそんなことに気付くんだな〜と思った、小学生の恋を観察した日でした。