ネリーのおやつ

ボッサリした日常をざっくりと ブログは短くオヤツ的なスナック感溢れるカンジで

サンタクロースをみた

今週のお題「サンタクロース」
ワタシには、高校を卒業し看護学校の寮に入るまで、サンタクロースがいた。

普段おもちゃなんて全く買ってもらえなかったから、クリスマスにおもちゃのチラシが入ってくると、姉と首っ引きで眺めていた。
小学校低学年までは、毎年リカちゃんのお洋服やリカちゃんマンション、リカちゃんスーパーなんかをもらっていたな。高学年になると、クリスマスの朝目が覚めると枕元に

明らかにスーパーのビニール袋を膨らませたヤツが置いてあって「???」と思って開けてみると、1万円が入っていた。
もう大きくなったから、これで好きなものを買いなさいって事なのだろうと思うけど。
イメージ的にはバルーンにプレゼントが、ってことなのだろうけど、明らかにスーパーのビニール袋だった。

そしてそのプレゼントは、スーパーのビニール袋のまま、毎年ワタシが家を出るまで続いた。

高校生になっても、朝、スーパーのビニール袋に入ったお金を持って
「サンタさん来た〜」とリビングに顔を出すと、母が
「よかったね〜」
と言って笑っていた。

働くようになってからは、ワタシから両親へプレゼントしている。
どんなものを送っても
「こんな高いものもらえないわ」
と言うので、
「サンタさんがくれてんだから、もらっとけば」
と言っている。


最後におもちゃのプレゼントをもらった年、
姉にもワタシにもそれぞれお願いしたプレゼントが枕元にあったのに、なぜか階段の途中に、ぽつんと一つプレゼントの箱が置いてあって、開けてみると、だれもお願いしていないオモチャのブリキのレジスターが入っていた。
「これなあに?」「これ誰がくれたの?」
と両親に聞いても
「さあ?サンタさんでしょ」
と誰も取り合ってくれない。
そのころにはもう、サンタさんは両親だと知っていたので、すごく不思議に思っていた。
今でもわからない。
姉に聞いても両親に聞いても「そんなことあった?」と言う。
その後、そのレジスターで遊んだ記憶はあるし、その後、そんな単発のプレゼントが贈られる事も無かった。
なんで階段の途中にあったのか
なんで2人子どもがいるのに、それ1つだったのか
なんでお願いしていないプレゼントがあったのか
すごく不思議なまま。

なのでワタシは、少しサンタクロースを信じている。

海外ドラマの『アリーmy love』に「サンタクロースはいない」と言ってキャスターを降板させられた弁護をするお話と、「自分はサンタクロースだ」と主張して辞めさせられた教師の弁護をするお話がある。
アリーの話は、どれも大好きだが、「ユニコーンを見た」と言って精神状態を疑われて解雇された男の弁護をする話が特に印象に残っている。
2の10話「汚れなき魂」